障害者病棟について

障害者病棟について

障害者病棟 障害者施設等入院基本料 10対1 (2F:44床 3F:48床)のご案内

明生第二病院2F病棟(44床)3F病棟(48床)は、障害者病棟となります。

障害者施設等病棟とは

障害者施設等病棟では、主に重度の透析患者さんの受け入れを行っています。透析室との連携を密 にしており、安心して入院生活が送れるよう配慮しています。また、重度の意識障がいや脊髄損傷 などの重度肢体不自由の方、神経難病などに罹患された方も入院対象となります。

病棟の特長 急性期後の治療を引き継ぐ

高度急性期後の患者さんの病状に対応し、きめ細やかな医療提供できる体制を整えております。 患者さんの状態に応じて、必要な期間、医療・リハビリを総合的に提供できる病棟です。

対象となる患者様

●重度の肢体不自由者・脊髄損傷の重度障害者
 ※脳卒中の後遺症及び認知症の患者様を除く
●重度の意識障害者
●神経難病患者
・パーキンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺・大脳皮質基底核変性症)
・パーキンソン病
・多系統萎縮症(線条体黒質変性症・オリーブ橋小脳萎縮症・シャイドレガー症候群
・筋ジストロフィー ・多発性硬化症 ・重症筋無力症 ・スモン ・筋萎縮性側索硬化症
・脊髄小脳変性症 ・ハンチントン病 ・プリオン 病亜急性硬化症全脳炎 ・ライソゾーム病
・副腎白質ジストロフィー
・脊髄性筋萎縮症 ・球脊髄性筋萎縮症 ・慢性炎症性脱髄性多発神経炎
・もやもや病 その他、急性期の治療が必要な方

最新の機器で、
全床、オンラインHDFに対応しています。

清潔で広々とした透析室はヒーリング音楽の流れる中、心地よく治療を受けていただけます。各ベッドにテレビも完備し、 長い治療時間のストレス軽減も図っております。
機材はニプロ社製の最新機器を導入し、オンラインHDFにも全床、対応しております。透析液の清浄化にも努め、安心して治療をお受けいただけます。

透析情報管理システムの導入

透析情報管理システムの導入

ニプロ社製の透析情報管理システムを導入いたしました。このシステムで患者様の透析情報を一 括管理する事で、治療中の状態把握、治療条件の設定・管理など、更に安心できる治療環境が整いました。
また、患者様お一人お一人にカードが発行され、そこには御自身の治療条件が書き込まれており ます。その内容は、治療ごとに更新されますので、災害時などに他の医療機関で治療を受ける事 になっても、常に最新の条件を御提示いただけます。

通院透析について

明るい憩いの場、透析待合

辺りを見渡せる絶好の展望のもと、治療の前後にゆっくりお休みいただけます。他の患者 様との御歓談もお楽しみ下さい。

送迎(無料)

通院のご負担を軽減するため、無料の送迎バスがございますのでお気軽にご相談ください。 車椅子にも対応しており、要介護ランクに関わらずご利用いただけます。

施設見学に関して

「長く通院できるかどうか?」、気になるところです。一度ご覧いただくのが最善です。 当院は随時、ご見学いただけますので、お気軽にお電話下さい。

☎ 06-6971-6100

更衣室

更衣室には、個人専用ロッカーをご用意しております。

明生会グループの連携

透析を長く続けると、シャントトラブル、冠動脈、下肢動脈などの合併症が起こることがあります。 これらに対して明生会では、各種カテーテル治療、シャント手術などグループ内連携で対応してい ます。また、体調が悪く、臨時透析が必要な時でも、365日24時間の体制で連携しています。

暮らしを支える

自分らしい暮らしをするには、やはり自宅が一番です。しかしながら、独居に不安がある、合併 症や後遺症で自宅での生活が困難など、悩んでいる患者様は少なくありません。 明生会グループには、様々な施設がございます。透析患者様専用住宅、サービス付き高齢者専用 住宅、老健施設など多岐にわたります。随時、見学も可能です。お気軽にお問合せ下さい。

オンラインHDFとは

当院透析室での血液浄化療法は、従来からの透析はもとより、オンラインHDF,I-HDFにも対応しています。
HDF(血液透析濾過)とは、透析に濾過を合わせた治療法で、多めの補液をし、濾過量を増やす ことで、血液透析では抜けにくかった低中分子タンパク質などの除去効率を上げる事を目的と した治療法です。
オンラインHDFでは、清浄化された透析液を補液として使用する事で、従来のHDFよりも大量の 補液と濾過を実現させた治療法です。これにより更に多くの老廃物が透析液側に押し出され、結 果として除去効率が上がります。

その治療効果としては、
・アミロイドーシス、関節の痛み、しびれの改善
・貧血の改善
・食欲の改善
・かゆみの改善
・レストレスレッグス症候群(むずむず足症候群)の改善
・治療中の血圧安定
など、様々な合併症の改善が多数報告されています。

I-HDF(間歇補充型血液透析濾過)とは

オンラインHDF療法の一種で、最新の治療方法です。逆濾過という方法で、透析中に一定の時間間隔で補液を行います。

その治療効果としては、
・末梢循環改善
・血圧安定
・治療後の疲労感の軽減
・透析膜の目詰まり抑制による、老廃物除去効率の亢進
などが挙げられており、今後も治療効果拡大が期待されています。